薬師寺 大講堂の再建

薬師寺の大講堂を再建するドキュメンタリー番組を見ました。

BS朝日 ザ・ドキュメンタリー
龍宮は舞い降りた ~1300年の時を超えて甦る薬師寺~

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この建設に携わる方々の合言葉が「最低1000年はもつ建物を作る」。

一生に一度、有るか無いかの仕事もあって、皆さんの思い入れもひとしおです。その手間暇たるや、世の中の仕事とは比較にならないようなものでした。
材料準備だけでも、ひと工程に一年二年掛かるのは早い方で、それぞれの専門の方が妥協なく全力を注いでいます。
惜しみない労力と材料の追求は、先人が洗練に洗練を重ねた技術の賜物とも言えるでしょう。その生真面目さと感性は、これぞ日本人の仕事!だと思いました。

その手間暇や費用がコストだと削っていたら、見てくれだけの偽物しか作れません。残念ながら今は、偽物が大手を振るってはびこる世の中で、本物を見つけるのは至難の技だなぁと感じています。
自分自身も、本当の仕事を知り、見分ける目を磨かなければ、簡単に騙されてしまうので、日々研鑽です。

今回の番組で特に印象に残ったのは、壁の漆喰です。
その材料準備たるや感動ものです。「藁すさ」や「麻すさ」にも、工程により使い方や種類があるのですね。更にシュロまで登場するとは…。藁や麻・シュロは、畳にも関係のある素材なので、たいへん興味も湧きました。
今まで私が見学してきた文化財建造物の中で、このような本物の仕事をしているところが、どれくらいあるのかが気になりました。

もっと壁に注意を払って見学しようと、心新たになりました。

以前、薬師寺を見学した時は、気が付けなかったことが多かったので、また見に行きたいな〜。

2015.05.28