映画「かぐや姫の物語」

高畑勲 監督のアニメ映画「かぐや姫の物語」を見に行きました。

CMで見た画のタッチが美しくて、他のシーンもいろいろと見てみたいと思い、絶対に見に行くと心に決めていました。
予想以上に素晴らしかったです。水彩画のような描き方が、実に自然(生命)を生き生きと際立たせ、あるときは水墨画のような描き方で心情をも表わし、隅々まで楽しませてもらいました。月の世界の住人の描き方も、この世との違いを感じることができ、絶妙でした。

ストーリーの方は、これが王道なのでしょうか? もともとのお話しは、あらすじ程度しか認識していないので、私にとっては再認識する感じでした。子供のお話し程度では省略されているようなことが、丁寧に盛り込まれていると思いました。ただ、山暮らしの捨丸兄さんは、オリジナルなのかなぁ…。でも、この人が出てくることで、お話しの奥行きが出てきたので、これも良かったです。

天真爛漫なかぐや姫、苦悩するかぐや姫…とにかく姫が人間的魅力あふれ、強烈に印象に残りました。

キャッチフレーズの「姫の犯した罪と罰」は、何が「罪」で、何が「罰」なのか理解できなかったけど、一般的には「罰」が地球に降ろされることですよね。だから、月で何か「罪」を犯したことになる。
でも、私の勝手な解釈ですけど、もしかしたら地球に降りたことが「罪」で、帰らなければならないことが「罰」なのかな…、あるいは地球で感じた苦悩が「罰」なのかも…とも感じました。